2010年10月 6日

デザイナーこじままさき!

こじままさき氏と先日、八年ぶりに再会した。

こじまさんは私の歩みに多大なる影響を与えた人で、
この枡野書店ブログでも以前こんなことを書いた。
http://masuno.de/blog/2010/03/23/post-163.php

枡野浩一初の署名連載コラムは、
「宝島30」編集者だった町山智浩さんが
担当してくださったものだが、
あれもそもそも、
こじままさき編集のミニコミ「BD」に私が寄稿していて、
それを町山さんが見てくださって……という流れだ。

「BD」は凄い雑誌だったよ。
詳しい説明は省くけど。
無名時代の吉田豪さんも寄稿していた。
コーネリアスや石野卓球も愛読していたそうだ。
こじまさん自身が九割近くの文章を書き、
たったひとりで
原稿依頼・編集・デザイン・印刷・製本・書店営業までやってた。

『ショートソング』(集英社文庫)の
伊賀寛介は文字組にうるさいデザイナーだが、
それは、
こじまさんをモデル(の一部)にしてるから。

八年ぶりでも、まったく変わってなかった彼。
しかしメインの取引先だった東京三世社が
今年九月で営業停止
http://www.shinbunka.co.jp/news2010/08/100803-01.htm
したため、
突然ヒマになったとのこと。

以下の本の装幀を手がけた敏腕デザイナーです。
興味のある出版社の方、ご紹介しますので、
枡野 ii@masuno.de までメールください。

詩集『ガムテープで風邪が治る』(新風舎)初版/愛蔵版
http://masuno.de/chosaku/gamute-pu/
http://masuno.de/chosaku/aizo-gamutepu/

『日本ゴロン』(毎日新聞社)
http://masuno.de/chosaku/nihongoron/


センセイの鞄 1 (アクションコミックス)センセイの鞄 2 (アクションコミックス)

夕凪の街桜の国

傷だらけの天使 (Tatsumi comics)

エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門

映画に毛が3本! (KCピース)

君のニャは、
猫のはっちゃんシリーズは全作、装幀=こじままさきです。

あと江口寿史がイラスト描いてた頃の「アクション」表紙も彼。