2010年5月29日

若い頃の枡野浩一みたいなライター

自分は、
書くのが得意だと思ってたけど、
枡野さんが自分で書いたエッセイより、
枡野さんの話したことを
人がまとめたもののほうが面白いとか、
よく言われる。

その意味が、
とてもよくわかった気がする。
今回の谷川俊太郎さんとの記事
http://masuno.de/blog/2010/05/20/post-183.php
を読んで。
(まとめた編集者氏が優秀だった)

あと、
枡野さんのことを
ほかの人が書いた文(や漫画)のほうが面白い、
とも言われる。

それって……。……。

これからは自分では書かず、
だれかに話してそれを原稿にまとめてもらい、
本にしたほうがいいのかもしれない。

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)
保坂和志さんのこの小説入門は、
そういう方法で執筆されたものだ。

本になったら印税を分けるけど、
永遠に本にはならないかもしれない、
という悪条件で関わってくれる、
若くて無名で無謀で枡野に興味ある、
若い頃の私程度には優秀なライター、
日本のどこかにいないでしょうか。

いたら紹介してください。

振り返れば、
本になってないエッセイも山ほどある。
だれか勝手に取捨選択して本にしてくれないものか。

ああ、
『短歌の友人』を勝手に編集してくれるような
優秀な編集者氏に愛されている、
話すことも書くことも面白い穂村弘さんが
うらやましくて泣きそうだ。
短歌の友人