どんなに丁寧に作業しても、
本が出ると必ず誤植が発見されます。
今回は「文庫版のためのあとがき」。
《好きな人と温泉に行って桃狩りをしたり、終電を逃して入った映画館でひとり笑った日もあるし。》(誤)
《好きな人と温泉に行って桃狩りをした日もあるし、終電を逃して入った映画館でひとり笑った日もあります。 》(正)
もしも増刷がかかったら、修正します。
初版買ってくれる人は、ごめんなさい。
増刷かかんないかもだから、ご勘弁を。
今回、
新作短歌連作「夢について」の提出を
ぎりぎりまで待っていただいたりしていたから、
編集部も大変だったと思います。
無理を通していただき、感謝……。
*
桃狩りは私にとっては楽しい思い出なのですが、
相手のかたにとっては、そうでもないかもしれません。
ごめんなさい。
同書は町山智浩さんの物凄い解説がついたことにより、
各方面へ「ごめんなさい」を言い続けたい一冊になりました。
そのことも新しい一歩へのきっかけだと思いたい。
町山さんに心より感謝します。
あと関係者各位に陳謝します。
反面教師として、
これ以上参考になる離婚小説は存在しない気がする……。
*
発売日の本日は、
役者のような活動をしています。映画撮影。
役者ではないのにやっている、
というところが自分の場合、大切なんだと思う。
思えば歌人だって、
歌人ではないのに歌人、
みたいなところで続けてきたのだった。
なんか長年やってた「かんたん短歌blog」とかも、
投稿者同士はとても仲良しで
結婚したカップルまでいるのに、
私は馴れ合うのが苦手で、たぶん敬遠されている。
自分の本の読者と
付き合ったりできたら楽だろうなー。
そういうのが平気な人もいるんだろう。
でも、
居心地の悪いところにいるべきなんだ。
町山さんには、●●しろ、と激励していただいた。
●●……。
それもいいかもしれない。
そうだった そういうとこが好きだった 傷つけ合って別れた人の
願いごと何度も何度も言いそうで流星群は眺めなかった
*
藤井良樹さんの文。
http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_b35a.html
宇津つよしさんの文。
http://d.hatena.ne.jp/uzu-tuyoshi/20061116
もうひとつの(?)あとがき。
http://shop.kodansha.jp/bc/bunko/afterword/page03.html