2009年9月 6日

【随時追記あり】「枡野浩一短歌塾」の注意事項

枡野浩一短歌塾
http://masuno.de/blog/2009/08/25/post-108.php
http://masuno.de/blog/2009/08/29/post-109.php
いよいよスタートします。

すでに問い合わせメールを
くださっている方々に本日、
受講料の支払い方法をメールしますので、
よく考えてから入塾してください。

なにしろ私が「金めあて」で構想した塾ですし、
いったん受け取った受講料はお返ししません。

受講料は前払い、一括のみ。
支払いのしきめりは九月十一日(今週金曜日)必着とします。

塾生は二十人くらいが妥当だと思っていたのですが、
それを大きく上回る入塾希望者がいました。

考え直していただくために、
注意事項を書いてみます。

まず、
枡野浩一短歌塾は、
基本オンラインの短歌塾になります。

当初は場所を借りて塾生を集めて話す、
というのをメインと考えていました。
そのほうが私は楽なのですが、
地方在住の希望者が多かったことや、
その他諸々の事情もあり、
基本はオンラインとさせていただきます。

「オフ会」的な講義も、
九月から十月にかけて最低一回、
できれば二回は企画したいと思いますが、
それはあくまでも
プラスアルファのサービスと捉えてください。

オフ会的な講義(以下「オフ講義」と略)には
参加できなくても損はしないように、
オンラインでのやりとりを充実させます。

オフ講義に参加できなかった人に
録音したものを送ったりするサービスも
一度は考えたりしたのですが、
物理的に私一人で対応するのが難しく、
対面で話を聞くのと
録音を聞くのは結局全然別物であると考え、
やめにしました。

対面による塾らしい塾を期待していた方には
申しわけありませんが、
全員の要望を叶えることは無理なので
ご勘弁ください。

オフ講義の日程や場所は、
枡野浩一の都合と、
皆さんの都合をすり合わせながら後日決定します。

オンライン講義のために今、
ネット上に「或る場所」をつくってもらっています。

オンライン講義のスタートは、
九月半ば以降を予定しています。

それまでの期間、
塾生の皆様に「宿題」を出します。
自作短歌を五十首用意してください。
もっとたくさん詠んでいる人も、
五十首の自信作を自力で選んでください。
自分のサイトなどに発表している歌でもいいけれど、
とにかく「選ぶ」ことが大切なんです。
「宿題」のしめきりは九月十五日とします。
(作品が五十首に届かないぶんには特に
問題ありませんが、勉強にもなりません)
短歌でないものを見せたい人は、ご相談ください。

さて。

オンライン講義のやり方ですが、
私は「添削指導」をよしとしません。

添削自体はむしろ得意なほうで、
テレビなどでそれをやってみせると、
わかりやすく面白いから喜ばれるのですが、
それはじつは作者本人のためには全然ならないのでは、
と感じています。

基本的には、
○「この歌はいい」
△「改善の余地あり」
×「いったん捨てたほうがいい」
みたいな感じでどんどん指差していきます。

最終的に、
「この歌はいい」
と枡野浩一が○や◎を付ける歌が
五十首そろうのが理想ですが、
そんな塾生が万一いたら、
その人はもう、
ほとんど加藤千恵や佐藤真由美です。
加藤千恵処女短歌集 ハッピーアイスクリーム―17歳って、これだけじゃ無理。 (マーブルブックス)
ハッピーアイスクリーム (中公文庫)
プライベート―仕事・恋愛・好き・嫌い 悲しいのはなんでかな (マーブルブックス言ノ葉絵本)
プライベート (集英社文庫)

ひとつも○が付かない、
という塾生もふつうにいると思います。

あくまでも枡野浩一の基準です。
枡野浩一の基準では、
短歌雑誌等に載っている
多くの歌にも○は付きません。

そんなに気にしなくてもいいけれど、
入塾した以上は、
枡野浩一の基準にいったん
寄り添ってみてください。

そこで素直になれる人のほうが、
逆に、
枡野浩一から離れた自分自身の個性を
確立できる人だと思っています。
過去の経験から言って。

そんなわけでまず、
枡野浩一の短歌入門書
『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房)と
『一人で始める短歌入門』(ちくま文庫)は
読んでおいてください。
むかし読んだ人も読み返してみましょう。
かんたん短歌の作り方―マスノ短歌教を信じますの?
一人で始める短歌入門 (ちくま文庫)

このさい図書館で借りてもいいし
ブックオフで探してもいいです。
(わざわざ「図書館で借りました」
「ブックオフで百円でした。ラッキー!」
などと教えてくれなくて宜しい)

未読の人は急いでください。
読んで納得してから入塾しないと、
受講料を捨てたも同然のことになると思います。

歌人といっても色々いて、
歌人の数だけ短歌観もあるのです。

今回、
希望者の短歌習熟度に大きな差があり、
ある人はコンテスト入選経験者、
ある人はまったくの初心者です。

オンラインの或る場所に
皆さんに集まっていただき、
個々の塾生へのアドバイスを
参加者全員が読めるようにしたいと
考えています。

ある人はやたらとほめられ、
ある人はそうでもない、
みたいな状態が想像されます。
それは覚悟の上、ご参加ください。

なお、
そういうのはべつに、
短歌歴とは関係ないと思います。

ご参考までに、
作家の保坂和志さんに場所をお借りして以前やった、
「枡野浩一の短歌教室」の記録をここに置いておきます。
http://www.k-hosaka.com/merumagaK/vol.03/masuno1.html
こんな感じのコメントも少しはするつもり。
あれから年齢を重ねたので、
最近はもう少し優しいですが。

また、
mixi「枡野浩一の短歌入門」コミュニティもご参照ください。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1713405
(mixi未加入のかたは知恵を振り絞って加入して!)

「かんたん短歌blog」
http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/
も九月半ばに再開しますが、
以前とちがって、
とても地味な感じになると思います。

以前はココログから
原稿料をいただいて更新していました。
今は無償でやっています。

初期の過去ログ、ちょっと読んでみてください。
参考になると思います。

「かんたん短歌blog」はスタート当初より、
「つまらないと枡野浩一が思った短歌には
基本的には言及しない」
という方針でやっています。

枡野浩一短歌塾は、
つまらないと思った場合、
どこがどうつまらないと思うのかをご説明します。

そのような対応に耐えられる人だけご参加ください。
本気の皆様のご参加をお待ちしております。

受講料の支払いが確認できた塾生を後日、
オンラインの或る場所へご案内します。

それが九月半ばになる予定なので、
枡野浩一短歌塾の第一期(第二期以降は白紙状態)は、
十一月半ばまでの二カ月間、とします。

短い期間ですが、なにかつかんで修了してください。
どうぞよろしくお願いします。

ご質問がある場合は、
ii@masuno.de
までメールください。



【追記】
『一人で始める短歌入門』(ちくま文庫)の収録作は、
加藤あいと枡野浩一がテレビCMで公募した
「一人暮らし」「引っ越し」等をテーマにした短歌です。

それらの質が驚くほど高いのはなぜか、
と考察した感想をmixi
http://mixi.jp/view_item.pl?id=827131
で読みましたが、
私は単純に「選者がいいから」だと思っています(真顔)。

あのコンテストの応募作は一首残らず、
私が直接見ていました。
そんな馬鹿なことをする歌人は珍しいと思います。
(ふつうは予選は別の人がやったりします)

コンテストの予選結果を随時ネット公開し、
上位作品には寸評も添えていました。
それらを読んだ人が
「こういう歌がありなら私も……」と、
切磋琢磨してどんどん応募してくれたから、
結果的にいい歌が集まったのだと思っています。

かように「選」は大切なんです。
短歌とか俳句は「選」がすべてと言ってもいいくらい。
自作の良し悪しを自力で判断できるようになったら、
その人はもう先生レベルの力量の持ち主です。

【追記の追記】
枡野浩一短歌塾に関しての
問い合わせメールをくれた方
ひとりひとりへ、
枡野浩一からメールを送りました。
九月六日の夜です。
万一、
届いていないという方がいましたら、
ii@masuno.de
までご連絡ください。

【追記の追記の追記】
「宿題」その他はあなたが自由に解釈して、
あなたの思う形で仕上げておいてください。
「枡野の意図とちがう」という理由で
怒ったりすることはありません。
あなたは短歌で何をしたいですか?

「宿題」の提出方法は追ってご案内します。
或る場所が完成したら……。

【四つ目の追記】
少し丁寧に説明しすぎて、
「面倒くさそうな塾だな……」
と思われてる気もする。

枡野浩一短歌塾は、
受講生の側の気持ち次第で、
ライトにも参加できるし、
ディープにも参加できるはず。

私も九月二十三日で四十一歳。
十年前にくらべると、
自分にも他人にも甘くなり、
優しくなった……と自分では思います。

【五つ目の追記】
受講料、無事に届いた方には
随時その旨メールしています。
何日経ってもメールが来ないという方は、
ii@masuno.deまでご連絡ください。